貿易統計 — 輸出額・輸入額・貿易収支
この指標を発表しているのは 財務省
最新値(・速報値)
※ 通関ベース・全世界。2026 年 7 月 は速報値で、後日 確報値へ更新されます。
輸出額・輸入額の推移(兆円)
財務省 貿易統計(通関ベース・全世界)。月次の輸出入総額
貿易収支の推移(兆円)
輸出額 − 輸入額。緑=黒字/赤=赤字
Reading guide
何を見るべきか
貿易収支とは、ひとことで言えば 「輸出額 − 輸入額」の差額です。 日本が海外にモノを売って受け取ったお金(輸出額)から、海外からモノを買って払ったお金(輸入額)を差し引いた金額で、 モノの取引で国内にお金が入ってきたか(黒字)、出ていったか(赤字)を表します。 家計にたとえれば、給料(輸出)と買い物(輸入)の差のようなものです。
このページの数字は 通関ベース(税関を通ったモノの金額)で、財務省が毎月まとめて公表する「貿易統計」に基づきます。 ニュースで「◯月の貿易収支は◯兆円の赤字」と報じられるとき、その多くがこの通関ベースの数字です。
なぜ日本は貿易赤字になりやすいのか
日本はエネルギー(原油・LNG)や食料の多くを輸入に頼っています。そのため 円安が進んだり、 資源価格が上がったりすると、同じ量を買っていても輸入額(円建て)がふくらみ、貿易収支は赤字方向に押されます。 輸入コストの上昇は 輸入物価指数 にも表れ、 半年〜1 年遅れで CPI(物価)を押し上げる圧力にもなります。
1980〜90 年代の日本は巨額の貿易黒字を続け「貿易立国」と呼ばれましたが、 2011 年の東日本大震災(原発停止による燃料輸入増)以降、赤字と小幅黒字を行き来する年が増えました。 黒字か赤字かという水準だけでなく、輸出と輸入それぞれがどう動いているか(円安で輸出が伸びているのか、輸入額だけが膨らんでいるのか)を分けて見るのが実務的な読み方です。
経常収支との違い
「モノ」の取引だけを見るのが貿易収支です。これにサービス(旅行・特許料など)や、海外投資から得る利子・配当まで加えた、より広い対外収支が 経常収支です。 近年の日本は、貿易収支は赤字でも、海外投資からの所得(第一次所得収支)が大きいため、経常収支では黒字を保っています。貿易赤字=日本全体が損している、とは限らない点に注意してください。
このデータについて
- 対象
- 日本の輸出額・輸入額・貿易収支(通関ベース・全世界の総額)
- 系列
- 輸出額/輸入額/貿易収支(=輸出額 − 輸入額)
- 一次ソース
- 財務省「貿易統計」報道発表 時系列データ(世界・月別・輸出入総額)
- 取得
- 財務省貿易統計の時系列 CSV(d41ma.csv、単位 千円)を毎月ダウンロードし、億円に換算して貿易収支を算出
- 単位
- 億円(サイト表示では兆円に換算)
- 期間
- 1979-01 〜 最新月(月次)
- 頻度
- 月次(翌月に速報値、その後確報値へ更新)
- 速報・確報
- 最新月は速報値(preliminary=true)、それ以前は確報値
- 温度判定
- なし。黒字・赤字は輸出入の構造や資源価格・為替で決まり、景気の体温とは性質が異なるため
- データソース
- 財務省 貿易統計
この統計を最後に取り込んだ日時は 統計データの更新状況 で、掲載中の全統計とあわせて確認できます。