日銀短観 国内製商品・サービス需給判断 DI
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この指標を発表しているのは 日本銀行
最新値()
- 大企業 製造業: 現状 -7 / 先行き -6
- 大企業 非製造業: 現状 +4 / 先行き +2
- 中小企業 製造業: 現状 -16 / 先行き -15
- 中小企業 非製造業: 現状 -8 / 先行き -9
- 温度判定は大企業 製造業 現状 DI を使用(需要超過=経済活動活発=熱い、と素直に判定)
国内需給判断 DI の四半期推移
国内製商品・サービス需給判断 DI(大企業 / 中小企業 製造業)
単位: DI ポイント。「需要超過 − 供給超過」で、正は需要が強い局面、負は需要が弱い局面。 企業マインドベースで需給ギャップを四半期で観測できる希少データ。
中小企業の方が常に大企業より深い供給超過(負の値)に位置するのが構造的特徴。 これは中小企業の方が値下げ圧力に晒されやすい価格交渉力の弱さを反映している。
何を見るべきか
国内需給判断 D.I. は、企業が国内市場で自社製品・サービスの需給バランスをどう感じているかを直接聞いたもの。短観の代表指標 業況判断 DI と並ぶ需給サイドの主要指標で、企業マインドベースの需給ギャップとして日銀の物価見通しに使われます。
数字の読み方は「需要超過」と回答した企業 − 「供給超過」と回答した企業。負ほど供給超過 = 需要不足、正ほど需要超過 = 需給ひっ迫。
日本の構造的な負の領域
日本の国内需給判断 DI は、過去 30 年の大半で負の領域(供給超過=需要不足)にありました。これは「失われた 30 年」のデフレ環境を企業の体感ベースで裏付けるデータでもあります。
対照的に、リーマンショック前のミニバブル期(2006-2007)や 2022-2023 年のサービス需要急回復期では、一部の業種・規模で正の領域に転じています。非製造業(特に大企業)が正に転じている期間が長く続くと、サービス価格 CPI が押し上げられる傾向があります。
規模間ギャップ
中小企業の方が常に大企業より深い供給超過を感じています。これは中小企業の価格交渉力の弱さを反映したもので、需要側にも供給側にも交渉余地が小さい構造があります。中小企業の DI が大幅に改善しないと、日本全体の需給ひっ迫感は強まりません。
規模別 業況判断 DI や 販売・仕入価格 DI と並べて見ると、中小企業の体感が経済全体に波及するかどうかを多角的に読めます。
CPI と金融政策との関係
需給判断 DI が正の方向に動くと、企業は値上げに動きやすくなります。これが 販売価格判断 DI の上昇 → CPI の上昇という波及経路を生みます。需給判断 DI は CPI 動向を読む最上流の先行指標のひとつです。
日銀は「需給ギャップが解消した上での持続的なインフレ」を金融正常化の重要な根拠としており、需給判断 DI は 政策金利 の方向感を読むうえで重要なシグナルです。
温度判定の閾値
このページでは 大企業 製造業 国内需給判断 DI(現状)を温度判定に使用しています。需要超過は経済活動の活発さに直結するため、正の値を「熱い」と素直に判定:
- DI < −10 → 🥶 冷たい:強い供給超過、需要が明確に弱い
- DI −10 〜 +5 → 😌 適温:日本の歴史的水準
- DI > +5 → 🥵 熱い:需給ひっ迫、値上げ機運強い
このデータについて
- 対象
- 日銀短観 国内製商品・サービス需給判断 D.I.(大企業/中小企業 × 製造業/非製造業、現状+先行き)
- 一次ソース
- 日本銀行「全国企業短期経済観測調査(短観)」計表2「需給・在庫・価格判断」
- 取得
- 日本銀行公表の四半期リリース ZIP(GA_J1.xlsx)から自動抽出
- 期間
- 2021 年 3 月調査 〜 2026 年 3 月調査(ZIP 形式の電子データ提供開始以降を収録)
- 頻度
- 四半期(3/6/9/12 月調査、公表は概ね翌月初)
- 単位
- DI ポイント(%ポイント)。「需要超過」と回答した企業の割合 −「供給超過」と回答した割合
- 対象企業
- 大企業/中小企業(中堅企業は本ページでは未収録)
- 集計範囲
- 国内市場での需給判断のみ収録。海外需給判断は別系列で短観に存在
- 温度判定
- 大企業 製造業 現状 DI で判定: < −10 で冷たい、−10〜+5 で適温、> +5 で熱い
- 関連ページ
- 販売・仕入価格 DI(/tankan/prices/)、業況判断 DI(/tankan/)、CPI(/cpi/)と並べて需給→価格→物価の波及を読める
- データソース
- 日本銀行 全国企業短期経済観測調査(短観)