企業物価指数(国内 PPI・輸出物価 円ベース)
最新データ:
最終データ更新:
この指標を発表しているのは 日本銀行
最新値()
- 国内 PPI: 134.5(前年同月比 +6.3%)
- 輸出 PPI 円ベース: 162.2(前年同月比 +20.6%)
前年同月比の推移(PPI と CPI を重ねる)
企業物価指数 前年同月比(%)
国内 PPI が CPI に 1〜3 ヶ月先行。コア CPI と並べて伝播を観察
指数値の推移
企業物価指数(2020 年 = 100)
輸出 PPI 円ベースの伸びは円安寄与を反映
Reading guide
何を見るべきか
企業物価指数(PPI / CGPI)とは、企業同士の取引で売買される財の価格水準を指数化したもの。 日本銀行が月次で公表しており、ガソリン・電力・鋼材・部品・食品原料などの「企業の仕入れ値」を網羅します。 基準年は 2020 年(= 100)、本ページの数字は基本的に 前年同月比(YoY) で表示しています。
物価伝播チェーンの真ん中
日本のインフレ伝播は、ざっくり以下の順に動きます。
経験的に PPI は CPI に 1〜3 ヶ月先行します。PPI が高止まりしている時期は、CPI のピークアウトもまだ先です。 逆に PPI が落ち着き始めれば、半年遅れで CPI が落ち着くシグナルになります。
PPI − CPI ギャップの読み方
PPI YoY が CPI YoY を大きく上回るときは、企業が仕入れ値の上昇を販売価格に転嫁し切れていない=マージン圧迫が起きている可能性があります。 逆に PPI が CPI を下回る状態は、企業の仕入れ値より家計が払う値段の方が高い=マージン回復 / 価格決定力の発揮と読めます。
日本では長く PPI>CPI(転嫁不足)が続いていましたが、2024〜2025 年にかけてその差は縮小傾向。 短観の 販売・仕入価格判断 DI でも、販売価格 DI が緩やかに上昇しており、価格決定力の回復が観測されています。
輸出 PPI 円ベースが急騰している意味
輸出 PPI 円ベースは「日本企業が輸出した商品の円建て価格」。海外通貨建ての契約価格が一定でも、円安が進めば円換算では膨らみます。 ここが急騰しているのは輸出企業の収益面ではプラスですが、その裏側で輸入物価も同様に押し上げられているため、家計には輸入インフレとして跳ね返ってきます。 米ドル/円 の動きと併せて見るのが定石です。
このデータについて
- 対象
- 日本の国内企業物価指数 総平均 + 輸出物価指数 円ベース 総平均
- 一次ソース
- 日本銀行「企業物価指数(CGPI)」
- 取得
- 日銀時系列統計データ検索サイト(2020-01〜は cgpi_m_jp.zip、〜2019-12 は cgpilink1.csv 接続指数)
- 基準年
- 2020 年 = 100
- 期間
- 1990-01 〜 最新月
- 頻度
- 月次(公表は翌月 10〜15 日頃)
- 速報・確報
- 速報は翌月、確報は翌々月に上書き(preliminary フラグは公表データに無し)
- 温度判定
- 国内 PPI YoY < 0% で冷たい(デフレ圧力)、0〜3% で適温、3% 超で熱い(CPI 上振れ要因)
- カードの読み方
- トップページの PPI カードは国内 PPI YoY を表示。CPI に 1〜3 ヶ月先行
- データソース
- 日本銀行「企業物価指数」