けいざいの温度計

人口 — 総人口・年代別・就業者

最新データ:

最終データ更新:

この指標を発表しているのは 総務省統計局

最新値(

年代別人口の推移(1920 年〜)

年代別人口の推移(年少・生産年齢・老年、万人)

3 系列の積み上げが総人口。年少人口が縮み老年人口が膨張、生産年齢人口が細る構図が見える。

総人口(人口推計、各年 10 月 1 日現在)の発表年のみ表示します。最新年は人口推計が未公表のため欠落することがあります。年代別の合計は年齢不詳人口の扱いにより総人口と若干ずれる年があります。凡例をクリックで表示/非表示を切替できます。

出生数と合計特殊出生率の推移(1947 年〜)

出生数と合計特殊出生率の推移

棒が出生数(万人・左軸)、線が合計特殊出生率(右軸)。1947 年以降の確定数。

合計特殊出生率は、その年の年齢別出生率がこの先も続くと仮定したときに 1 人の女性が生涯に生む子どもの数。点線の「人口置換水準(2.07)」は、長期的に人口が増減しないために必要な水準で、日本は 1974 年以降ずっと下回っています。厚生労働省「人口動態統計(確定数)」。凡例をクリックで表示/非表示を切替できます。

高齢者 1 人を支える現役世代(扶養比率、1920 年〜)

扶養比率の推移(高齢者 1 人を支える生産年齢人口、人)

生産年齢人口 ÷ 老年人口。値が小さいほど現役世代 1 人あたりの負担が重い。

扶養比率は生産年齢人口(15〜64 歳)を老年人口(65 歳以上)で割った値で、高齢者 1 人を何人の現役世代で支えているかを表します。年金・医療・介護の負担構造を読むうえでの目安です。値の低下は、現役世代 1 人あたりの負担が重くなっていることを意味します。

就業者数・労働力人口の推移(1953 年〜)

就業者数・労働力人口の推移(万人)

実際に働く人と、働く意思のある人の総数。1953 年以降の労働力調査による。

労働力人口は 15 歳以上のうち就業者と完全失業者の合計、就業者数はそのうち実際に働いている人。総務省統計局「労働力調査」長期時系列表の年平均値(1953 年〜)。凡例をクリックで表示/非表示を切替できます。

Reading guide

何を見るべきか

まず総人口です。日本の人口は明治以降ほぼ一貫して増え続けてきましたが、2008 年前後をピークに減少局面へ入りました。年代別人口のグラフは 3 つの系列を積み上げており、その合計が総人口にあたります。グラフを全期間で眺めると、右肩上がりだった山が頂点を打ち、近年はゆるやかに下り坂へ転じている様子が読み取れます。総人口の減少は、これから何十年にもわたって続く構造的な変化です。

次に年代別の構成です。総人口の増減よりも重要なのが、その中身の激変です。かつて人口の多数を占めた年少人口(0〜14 歳)は少子化により縮み続け、入れ替わるように老年人口(65 歳以上)が膨張してきました。そして両者に挟まれた生産年齢人口(15〜64 歳)は、1990 年代後半をピークに細り始めています。同じ「人口」でも、若い社会から年老いた社会へと中身がすっかり置き換わったことが、積み上げグラフの形の変化からわかります。

その少子化の正体を映すのが、出生のグラフです。1 人の女性が生涯に生む子どもの数の目安である合計特殊出生率は、戦後すぐの 4 を超える水準から下がり続け、1974 年には人口を長期的に保つのに必要な「人口置換水準」(約 2.07)を割り込みました。それから 50 年、一度もこの水準へ戻っていません。出生数の減り方はさらに急です。ベビーブーム期には年 約 270 万人が生まれていましたが、2024 年は約 69 万人——およそ 4 分の 1 まで落ち込みました。出生率(1 人あたりの数)が下がっただけでなく、子どもを生む年代の女性の数そのものが減っているため、出生数は出生率以上の速さで縮みます。いま生まれる数の少なさは、十数年後に年少人口の細さとなり、数十年後には生産年齢人口の細さとなって、扶養比率の重さへ跳ね返ってきます。

就業者数と労働力人口にも目を向けてください。生産年齢人口が細っているにもかかわらず、実際に働く人の数は総人口の減少ほどには減っていません。これは女性や高齢者の労働参加が進み、以前なら働いていなかった層が労働市場に加わってきたためです。とはいえ、この余力にも限りがあります。働き手を増やす伸びしろが尽きれば、人口減少が就業者数の減少に直結していくことになります。

最後に扶養比率、すなわち現役世代の負担です。高齢者 1 人を生産年齢人口の何人で支えているかを示すこの数字は、戦後の十数人から最新年には 2 人前後まで落ち込みました。これは単なる人口統計ではありません。今日の社会保障で膨らみ続ける年金・医療・介護の給付は、この細っていく生産年齢人口と就業者が、保険料と税という形で支えています。人口の構図は、現役世代がどれだけの重さを背負うのかという負担の問題に直結しているのです。

関連する指標

このデータについて

対象
総人口・年代別人口(年少/生産年齢/老年)・就業者数・労働力人口
系列
年代別=0〜14 歳/15〜64 歳/65 歳以上。就業者数・労働力人口は労働力調査
頻度
年次(人口推計は各年 10 月 1 日現在、労働力調査は年平均)
単位
千人(サイト表示では万人に換算)
期間
総人口・年代別 1920 年〜/就業者数・労働力人口 1953 年〜
一次ソース
総務省統計局 人口推計 / 労働力調査 長期時系列表
出生データ
出生数・合計特殊出生率は厚生労働省「人口動態統計(確定数)」より(1947 年〜)。総人口等とは出典が異なる
温度判定
なし。人口は構造的にゆっくり動き景気の体温とは性質が異なるため