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国債は誰が持っているか — 保有者別の内訳

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この指標を発表しているのは 日本銀行

最新値(、長期国債)

保有者別の構成

誰が持っているか(2026 年 6 月末、兆円)

総額 1006.5 兆円の内訳。日本銀行は金融機関の内数を取り出しています。

日本銀行46.7%その他の金融機関33.9%海外7.9%社会保障基金7.7%家計2.2%その他1.5%

日本銀行「資金循環統計」より。「その他」は非金融法人企業・中央政府・地方公共団体・対家計民間非営利団体の合計です。資金循環統計は時価評価のため、財務省が公表する額面ベースの国債残高とは総額が一致しません(同じグラフには載せていません)。

保有者別の残高一覧(2026 年 6 月末、長期国債)

保有者 残高 シェア 中身
日本銀行 470.0 兆円 46.7% 金融機関の内数。金融緩和のもとで買い入れた分
その他の金融機関 341.6 兆円 33.9% 銀行・保険・年金基金・投資信託など
海外 79.9 兆円 7.9% 海外の投資家・中央銀行など
社会保障基金 77.7 兆円 7.7% 公的年金の積立金など
家計 21.9 兆円 2.2% 個人向け国債などを通じた保有
非金融法人企業 9.7 兆円 1.0% 事業会社の保有
対家計民間非営利団体 3.0 兆円 0.3% 学校法人・宗教法人など
地方公共団体 1.5 兆円 0.1% 自治体の保有
中央政府 1.2 兆円 0.1% 政府自身が保有する分
合計 1,006.5 兆円 100% 長期国債の総発行残高(時価評価)

※ 「日本銀行」は資金循環統計では金融機関の内数です。この表では内訳を読みやすくするため、日本銀行とそれ以外の金融機関に分けて並べています。四捨五入のため内訳の和と合計は一致しないことがあります。

シェアはどう動いているか

保有シェアの推移(長期国債、%)

日本銀行が保有比率を落としつつある局面を、四半期で追っています。

日本銀行その他の金融機関海外社会保障基金

日本銀行「資金循環統計」の公表が直近 10 四半期程度のローリングのため、収録期間はまだ短く、異次元緩和が始まった 2013 年からの変化はこのグラフでは追えません。今後の公表分は当サイト側に積み上げていくので、期間は四半期ごとに伸びていきます。最新期は速報値で、遡及改定が入ることがあります。

Reading guide

この数字を読むときの注意

「日銀が持っている分は、政府の借金として実質ないのと同じ」とは言えません。 日本銀行が国債を保有すると、その利息はいったん日銀に入り、日銀の収益から経費などを差し引いた剰余金の一部が国庫納付金として国に戻ります。この点だけを見れば「政府内でお金が回っている」ように見えます。しかし日銀は国債を買う際に金融機関へ代金を支払っており、その資金は日銀当座預金として積み上がっていて、そこには利息(付利)が支払われています。金利が上がれば、この当座預金への支払いも増えます。日銀の経費や損益もあります。利払いが消えてなくなるわけではなく、支払い先が変わっている、というのが正確な理解です。

「統合政府」という言葉の扱いにも注意が必要です。 日本銀行は、国民経済計算(SNA)の分類では一般政府ではなく中央銀行部門に属します。政府と日銀を一体として扱って債務を差し引く議論はあり得ますが、それは分析上の操作であって、公式の政府債務統計がそう作られているわけではありません。このページでは日銀を独立した保有者として示しています。

海外の保有比率は、それだけでは危険度を測れません。 海外投資家の比率が高い国は、資金が引き揚げられたときに金利が急変しやすいと言われます。ただし日本の場合、その比率はどの範囲を分母に取るかで変わります。国庫短期証券まで含めた全体では海外は 13.1% ですが、長期国債に限れば 7.9% です。海外の保有は満期の短い国庫短期証券に厚く、長期国債では相対的に薄い、という構造の違いがあります。「海外比率」を語るときは、どの範囲の国債の話かを確認してください。

金額は時価評価です。 資金循環統計は保有資産を市場価格で評価するため、金利が上がって債券価格が下がると、残高そのものが小さく出ます。財務省が公表する額面ベースの国債残高(2026 年 6 月 30 日時点で 1,306.1 兆円)とは総額が一致しません。実際、このページの総額(1,142.0 兆円、国庫短期証券を含む)とは差があります。評価方法の違う数字なので、両者を足したり引いたりしないでください(→ 国債残高)。

収録期間がまだ短いことも断っておきます。 日本銀行の公表が直近 10 四半期程度のローリングであるため、このページのシェア推移は 2023 年 12 月末 以降しかありません。異次元緩和が始まった 2013 年からの変化は、現時点では追えません。取得のたびにデータを積み上げているので、期間は四半期ごとに伸びていきます。

このデータについて

対象
中央政府+財政融資資金が発行する債券(国債・国庫短期証券)の保有者別残高。長期国債のみと、国庫短期証券を含めた全体の 2 系列
一次ソース
日本銀行「資金循環統計」時系列表 参考 G.国内発行債券の発行体別かつ保有者別残高
取得
日本銀行が公表する Excel(sjlong.xlsx)をパース。シート名が版で変わるため、見出し文字列でシートとブロックを特定している
単位
億円(時価評価)。サイト表示では兆円に換算
期間
2023 年 12 月末 〜 2026 年 6 月末(四半期)
頻度
四半期(各四半期末の約 2 ヶ月半後に公表)
速報・改定
最新期は速報値(preliminary=true)。資金循環統計は遡及改定が入るため、取得のたびに既存の四半期も上書きしている
収録の制約
公表が直近 10 四半期程度のローリングのため、それ以前は収録していない。取得のたびに当サイト側へ積み上げて期間を伸ばしている
検算
部門別の合計が総発行残高と一致するか、日本銀行が金融機関の内数に収まっているか、長期国債が全体を超えていないかを毎回確認
温度判定
なし。保有構成に高低の良し悪しの基準がないため
データソース
日本銀行

この統計を最後に取り込んだ日時は 統計データの更新状況 で、掲載中の全統計とあわせて確認できます。

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