WTI 原油価格
この指標を発表しているのは 米エネルギー情報局(EIA)
価格の推移(1986 年〜)
最新値(2026 年 8 月)/ 月次平均
WTI 原油価格
米国 WTI 先物(Cushing, OK 受渡)
83.90
ドル/バレルWTI 原油価格(ドル/バレル)
1986 年〜、月次平均
出典: 米エネルギー情報局(EIA)/ 配信: FRED (DCOILWTICO) を月次平均に集計
前年同月比の推移
最新値(2026 年 8 月)/ 前年同月比
WTI 原油価格
+29.4%
前月の前年同月比から +11.8 pt
WTI 原油価格 前年同月比(%)
産油国の減産・地政学リスクで振れが大きい
出典: 米エネルギー情報局(EIA)/ 配信: FRED (DCOILWTICO) を月次平均に集計
日本の原油輸入量の推移(1996 年〜)
ここまでは国際価格(WTI)でしたが、ここからは日本が実際にどれだけ買っているかの数量です。 2026 年 7 月 は 約 1,211 万 kL(約 14,089 億円)。 財務省貿易統計から、原油(HS 2709.00)を全輸入相手国で合算しています。
最新値(2026 年 7 月)
輸入量
日本が輸入した原油の総量
1,211
万 kL輸入額
通関ベース、円建て
14,089
億円原油輸入量(万 kL)
1996 年〜、全世界からの合計
出典: 財務省「貿易統計」品別国別表(輸入)/ 配信: e-Stat。HS 2709.00(原油)を全輸入相手国で合算
原油輸入額(億円)
1996 年〜、通関ベース・円建て
出典: 財務省「貿易統計」品別国別表(輸入)/ 配信: e-Stat。HS 2709.00(原油)を全輸入相手国で合算
Reading guide
何を見るべきか
WTI(West Texas Intermediate)は、米国産の原油の中でも取引量が特に多く、世界の原油価格の代表的なベンチマークとして使われる指標です。もう一つの代表的な指標に北海産のBrent(ブレント)がありますが、本ページでは米国エネルギー情報局(EIA)が公表し FRED が配信する WTI(Cushing, OK 受渡)のスポット価格を、日次から月次平均に集計して掲載しています。
日本は原油のほぼ全量を輸入に頼っているため、WTI(や Brent)の変動は日本の物価に二重の経路で波及します。ひとつは 輸入物価 → 企業物価(PPI) を経由して半年〜1 年かけて幅広い品目に効いてくる遅い経路。もうひとつはガソリン価格や、燃料費調整制度を通じた電気・都市ガス代のように、CPI のエネルギー項目にほぼ即時〜数週間で直結する速い経路です。
原油価格は米ドル建てなので、日本にとっての実際の負担は 米ドル/円 為替レート の水準にも左右されます。同じ WTI 価格でも、円安が進めば円換算のコストは膨らみ、円高が進めば和らぎます。輸入物価指数の円ベースと契約通貨ベースの差分は、この為替の寄与を定量的に切り分けたものです。
輸入量が減っているのに輸入額は減っていない理由
1996 年に月 2,000 万 kL 台あった原油輸入量は、2020 年代には月 1,200〜1,400 万 kL 台まで減っています。少子高齢化による国内需要の縮小、自動車の燃費改善、省エネ・再エネへのシフトが背景です。 一方で輸入額(円ベース)は、量が減っているほどには縮んでいません。「量」は減っても「単価」(原油価格 × 為替)が上がれば、支払う金額は増えるからです。輸入量・輸入額・WTI 価格の 3 つを並べて見ると、「日本は原油を買う量を減らしているのに、なぜ輸入コストの負担が軽くならないのか」が数字で追えます。
関連する指標
このデータについて
- 対象
- WTI(West Texas Intermediate)原油スポット価格(Cushing, OK 受渡)
- 一次ソース
- 米エネルギー情報局(EIA)
- 配信
- FRED(セントルイス連邦準備銀行)DCOILWTICO シリーズ
- 系列
- 日次原系列を月次平均に集計
- 単位
- 米ドル/バレル
- 期間
- 1986-01 〜 最新月
- 頻度
- 月次(公表は概ね翌月初)
- 温度判定
- なし。産油国の生産調整や地政学要因で動き、単一の体温では捉えにくいため
- 原油輸入量の期間
- 1996-01 〜 最新月(1996 年以前は品目別の国別データが公開されていないため未収録)
- 原油輸入量の速報・確報
- 財務省貿易統計は速報→確報→確々報の順に改定。最新月のみ速報扱い
この統計を最後に取り込んだ日時は 統計データの更新状況 で、掲載中の全統計とあわせて確認できます。